大門ミニバス
ミニバスルール
Rule
ミニバスのルールについて
ミニバスケットボールのルールで基本的なものを載せます。
プレイヤーや応援する観戦者がミニバスを少しでも楽しく理解できるのに役立てられれば幸いです。
コートとベンチ
コートには複数のラインがあります。(大まかには下記の図を参照)
また、ユニフォームの色によってプレイヤーが座るベンチがどちらか決まります。
※ユニフォームの色は組合せ表の上側又は左側のチームが「白(または、薄い色)」になります
「白(または、薄い色)」 :
テーブル・オフィシャル(以下、TO)席に向かって右側のベンチ
TO席に向かって左側のベンチ
「黒(または、濃い色)」 :
試合時間
ミニバスでもクォーター(以下、Q)制となっており、1Q~4Qまであります。
1,2Qが前半、3,4Qが後半となり、1つのQは6分ですが、練習試合などでは5分になることもあります。
タイム・アウトは各Qに1回取ることができ、1回に45秒間のタイム・アウトが取れます。
(2019年にタイム・アウトが前半・後半に1回づつ60秒から変わりました)
※プレイヤー側のベンチからだとテーブル・オフィシャル(以下、TO)のタイマーが見えないため、得点板で時間を確認します。
プレイヤー
一度にコートに出れるプレイヤーは5人です。
3Qまでに10人のプレイヤーが出場する必要があります。
(練習試合などで登録人数が10人未満の場合は、この限りではありません。)
ユニフォームの番号は4番から始まります。
※1番~3番まではつかうことができません(審判が指で行う合図に1~3を使用するためTOが混乱しないように配慮されてます)
得点
ゴールのリングにボールを入れると以下の状況で得点が入ります。
1点 ・・・ フリースローを与えられた際に得点を決めたとき。
2点 ・・・ 上記以外で得点を決めたとき。
※ミニバスでは3ポイント・シュートはありませんので、3ポイント・ラインの外から得点を決めても2点となります
ファウルとバイオレーションファウルについて
『ファウル』は累積されますが、『バイオレーションファウル』は累積されません。
1プレーヤーは1試合に『ファウル』が5つ累積すると退場になります。また、事象(悪質など)によっては1つめでも退場処分が課せられます。
『ファウル』は各Qでチームファウルとしても累積され、チームファウルが5つ累積すると相手チームにフリースローが与えられます。
各プレーヤーのファウル数はファウルの都度にTOがフラッグを上げて知らせます。チームファウルはTO席に表示されます。
ファウル
◆故意の有無によらず、シリンダーを越えて選手間同士による接触。
◆暴言やスポーツ選手らしくない態度。(ベンチや応援席からの発言等も含みます)
<シリンダーについて>
バスケには「シリンダー」という定義があります。「シリンダー」とは、選手がコート上で普通に両足を開いているとき、その選手が占めている位置とその真上の空間です。
シリンダーが示す空間の権利は、先にその場所にいたプレイヤーに優先されます。
オフェンス側とディフェンス側のプレイヤーが衝突した場合、その場所に先にいたプレイヤーの空間の権利が優先されます。
オフェンス側のシリンダーが優先された場合、ディフェンスのブロッキングなどのファールがコールされます。
通常、オフェンスが先に動きだして、ディフェンスがその動きに追随するため、衝突があった場合にシリンダーの空間権利はオフェンスが優先されやすくなります。
ディフェンスが空間の権利を確保するためにはオフェンスのコースに先回りし、シリンダー内から出ていない事をアピールするために、「普通に両足を広げて立っている状態」=「ノーマル・バスケットボールポジション」の姿勢を保持していなければなりません。
ディフェンスの空間の権利が優先された場合、そこにオフェンスが衝突すればチャージングなどオフェンスのファールがコールされます。
主なファウル:
◆プッシング◆(相手を押すこと)
ボール所持の有無にかかわらず、相手に対して腕や手、肘(ひじ)などを使って押してはいけません。
◆ブロッキング◆(ディフェンス選手が相手の進行を妨げること)
ディフェンスの選手は、オフェンスの選手がボールを持っている、持っていないにかかわらず「シリンダー」をはみ出し、体を使ってオフェンスの選手の進行を妨げてはいけません。
オフェンスがシュートした際(優先順位がオフェンス)に、ディフェンスがオフェンスの「シリンダー」内に手を出して接触しているためブロッキングとなってしまった。
◆チャージング◆(オフェンス選手が相手に接触すること)
「シリンダー」をディフェンスの選手が守っているときに発生します。オフェンスの選手がボールを持っている、持っていないにかかわらず、ディフェンスの選手に対して体を使って接触してはいけません。
オフェンスが進もうとしているコースに先にディフェンスが立って(優先順位がディフェンス)おり、接触したためチャージングとなってしまった。
バイオレーションファウル
◆『ファウル』以外のルール違反。
「バイオレーション」は「ファウル」のようにフリースローが与えられることはなく、違反した場合は全て相手ボールのスローインからスタートします。
主なバイオレーションファウル:
◆トラベリング◆
ボールを持った選手はドリブルをしないで2歩以上、動いてはいけません。十分注意していてもピポット(コンパスのような動作)をしたとき、軸足の「つま先」を上げてもトラベリングになります。
※パスを受けた時に両足が床についている状態で既に2歩です。軸足が離れなければピポットと同じ状態なため、ドリブルする場合はボールを手から離してから軸足を床から離してください。
ただし、パスかシュートへの一連の動作であれば、軸足が先に離れてもトラベリングにはなりません。
例)レイアップシュート、ジャンピングパスなど
◆ダブルドリブル◆
ボールを持った選手はドリブルを停止してボールを持った後、再度ドリブルをしてはいけません。また、両手で(交互ではなく同時に)ドリブルをしてもダブルドリブルになります。
またドリブルをつく手の平がボールの半分よりも下を持つと、「ボールを持っている」と判断され、この状態のまま手を返すようにしてドリブルをつく事を「パーミング」と呼び、ダブルドリブルとなります。
少しややこしいのですが、パスキャッチの際にファンブル(取り損ねる、お手玉)してしまった場合、地面についたボールを保持し、そこからドリブルをしてもダブルドリブルとなりません。
このようなファンブルは、ボールをコントロールしている状態ではないため、ドリブルとは判断されません。
◆アウトオブバウンズ(ラインクロス)◆
ボールを持った選手がサイドラインやエンドラインに触れてはいけません。
ライン上の空間、コート外上の空間はアウトオブバウンズではありませんので、ラインを越えてコート外へ出たボールでも、ボールが地面に落ちる前にコート内に足をのこしたままキャッチすればアウトオブバウンズになりません。
制限時間
バスケットボールには、「○秒以内に○○しないとダメ」という時間制限に関するルールがいくつかあります。
決められた時間内に行動できないとバイオレーションを宣告される事になります。
◆3秒ルール◆
オフェンス側のプレイヤーは下記の制限区域(ペイントエリア、キーエリアなどと呼ばれる)に3秒以上とどまってはいけません。
ただし、以下であればバイオレーションにはなりません。
・「シュート動作中のプレイヤー」
ボールを持って積極的にゴールに向かう姿勢を見せていれば3秒を超えてもバイオレーションにはなりません。
ですが、そこからパスに切り替えるなどシュートできなければ、バイオレーションになります。
・「チームメイトがシュートを打ち、リバウンダーとして制限区域にいた場合」
チームメイトがシュートを打たない場合、カウントをクリアしに制限区域の外へ出ないとバイオレーションになります。
そのほか、片足だけ入っていてもカウントされますので、カウントをクリアするためには両足が制限区域の外に出なければなりませんが、制限区域から出ようとしていたり、転倒するなどの不可抗力があった場合は3秒ルールは適用されません。
◆5秒ルール◆
ボールを保持したプレイヤーは5秒以内にプレーを開始しなければなりません。
具体的には以下の3つとなります。
・ボールを持ったプレイヤーは、ディフェンスのプレイヤーが1m以内に接近しているとき、5秒以内にパスかドリブル、シュートをしなければなりません。
※ディフェンスが離れた所にいる場合は適用されません
・フリースローの際、審判がボールを手渡してから5秒以内にシュートを打たなければなりません。
・サイドラインやエンドラインからのスローインの際、審判がボールを手渡してから5秒以内にボールをコートに入れなければなりません。
◆24秒ルール◆ (2019年に30秒から24秒に変わりました)
24秒以内にシュートすれば問題ありませんが、24秒の時点で少しでもボールに手が触れているとバイオレーションになります。この場合のシュートは認められず、決まったとしてもノーカウントとなります。
シュートが決まる、もしくはシュートがリングに当たった時点でカウントがリセットされ、どちらかのチームがボールをコントロール(コート内のプレイヤーがボールに触れる)した時点で24秒のカウントがスタートします。
オフェンスリバウンドを取れば14秒から時計がスタートしますが、シュートがボードにしか当たらなかったり、エアボール(ゴールのリングに当たらない)となった場合はカウントはリセットされません。